輪禅寺 武田一族の墓域

こんにちは！
訪問いただきありがとうございます。今回は小川町の輪禅寺を訪ねてみました。
輪禅寺は、江戸時代に上横田地区を治めた武田新十郎信俊が父であり、武田信玄の異母弟である信実の追福とするために建立した寺。

輪禅寺の境内に、武田家累代の霊廟がある。

武田信玄の弟、武田信実が長篠合戦で戦死しましたが、その子信俊は武蔵のこの地に落ちのびて住んだといいます。

寺はその武田氏の館跡だといわれていて、寺には町指定文化財の武田信俊筆鷹絵図・二幅があります。

武田信十郎信俊が描いたものと伝えられ、これを旧家臣の五藤重郎兵衛と千野弥五右衛門の２人が信俊在世中に拝領し、信俊の十三回忌に菩提を弔うために当時に寄進したといいます。

武田氏は織田信長に滅ぼされてしまったと思っていましたが、密かにこの土地で生き伸びていたのでした。

「小川町の歴史　通史編上巻」によれば、信俊は18歳の時、家康に仕え小牧長久手の合戦、岩付城攻略、九戸政実の乱、関が原・大阪の陣と参戦し12名が任じられる大番頭の一人となり旗本軍団の頂点に上り詰めた。

大番頭は、その配下に組頭4名、大番50名、与力10騎、同心20名を統括し、役高は5000石とされていた。（「岩波日本史辞典」より）なお寛文4年（1664年）、信俊の孫に当たる信貞の時将軍家光の命により武田姓に復したが、元禄10年（1697年）武蔵の所領が収公され丹波の所領に移され上横田との地縁は途切れるが、輪禅寺は菩提寺として幕末まで続いたという。

それにしても　沢山のお墓がありますんね！

それでは場所を確認しましょう。




所在地：小川町上横田1215
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